コミュニケーションにおけるこんな教えを聞いたことはありますか。

「会話は否定から入るな」

コミュニケーション術について書かれている本やネット記事などで、一度は耳にしたことがあるかもしれません。

この教えに対して皆さんの中にはおそらく、

「その教えがコミュニケーションにおいて大事なのは感覚で分かるが、自分は会話中に相手を否定している覚えもないし、自分は大丈夫だな」

と気に留めていない人も多いのではないだろうか。実は意外にそうでもない可能性があります。

今回は、なぜ会話は否定から入ってはいけないのか、その理由を改めて詳しく説明します。

相手は正論ではなく共感を求めている

ここで、皆さんに想像してほしいことがあります。

いつもあなたにすごく優しくしてくれて、あなたにとってすごく好印象な人を思い浮かべてください。

では、もしあなたが友人と話しているときに、その友人がその人の愚痴をこぼしてきたとします。

さて、あなたはなんて返しますか。

おそらくほとんどの人は反射的に「え、そうかな~?」とか「あの人優しいよ?」

と返すと思います。

この無意識の返答が、相手を不快にさせてしまうのです。

実は相手も自分の意見は少数派であることはなんとなく分かっています。

しかし、共感してほしいのです。

雑談の中で相手から愚痴や悩みを聞かされた時には、うそでもいいので、

「その気持ちわかるよ!」

などのような共感の一言をまず返してあげることを必ず意識してください。

悩みや愚痴の内容も以上に 

「私はこんなに嫌な思いをした」「私はこんなに悩んでいてつらい」

という相手の感情に同情してあげてください。

逆の立場で考えるとわかりやすいと思います

あなたが誰かに嫌な思いをさせられ、傷ついたとします。そして友人との会話の中でその人にされたことを話したとします。それに対して友人が

「えー。あの人優しい人よ?」

と返して来たらどう思いますか。

少しイライラしませんか??

あなたは、その人に嫌な思いをさせられたことに共感してほしいのですよね。

まとめ

友達や同僚と雑談するときに、悩みや愚痴をこぼされたら、その内容に関わらず、まずは共感

このことを忘れないでほしいと思います。

正論ばかり返していると、全然気持ちを理解してくれないと思われて次第に距離ができてしまう可能性もあります。

これからは共感の意識を忘れずに、日々のコミュニケーションを行ってほしいと思います。


投稿者

末武 勇輝

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