今、小林製薬の紅麴問題が世間をざわつかせている。

小林製薬が製造している紅麴を原料とするサプリメントを摂取した人が相次いで体調不調を訴え、現時点で100人以上が入院、そしてなんと死者も5人発生した。

読者の中には、この事件に関心があって事件の捜査状況を追っている人、またニュースに関心がなく、事件についてほとんど知らない人など、色々な方がいると思う。

ニュースに関心がない方でも、これだけは覚えておいてほしい。この事件はあなたにも影響しかねない大問題であるということを。

次はあなたが犠牲になる可能性がある

小林製薬といえば、誰もが一度は耳にしたことがあるほど超有名企業であり、大手製薬会社だ。読者の中には小林製薬の薬を飲んでいた経験がある人、また薬のみならず、その他小林製薬の商品を購入したことがある人も少なからずいると思う。

そんな国民からの絶対的な信頼を築いてきた小林製薬が商品の中に、知らぬ間に、強い毒性を示す物質が混入しており、そのまま市場へと送られ、お客様の元へ届いてしまったのである。

薬の製造における衛星管理は徹底されているはずである。ましてや小林製薬ともなれば、その徹底ぶりは言うまでもないだろう。人の命に直接関わる薬の製造を担う企業なのだから当然といえば当然だが。そんな日本で最も衛生環境が整っているといっても過言ではない環境下で知らぬ間の毒物混入が起こったのだ。

これは何を意味するかというと、超大手製薬会社でも見落としてしまうような毒物の混入経路があったということである。私たちが普段何気なく口にしている食品やお菓子、サプリメント、薬も100パーセント安全とは思えなくなって来ないだろうか。

あなたが今回毒物が混入されていた小林製薬の商品を購入して入院もしくは命を落としていた可能性もゼロではないのだ。

日頃の安全はいつ覆るかわからないということを深く認識していただくいい機会にしていただきたい。

もちろんそういうことが起きないことが最重要であり、人の健康に影響を与える商品を製造する企業は、改めて危機感をもってほしい。

小林製薬は、毒物の混入ルートの解明に心血を注いでもらいたい。次の犠牲者が出る前に。小林製薬は生産工程の衛生管理は徹底しているはずである、その小林製薬の目もすり抜けるような毒物混入ルートがあったわけである。本当に恐ろしい。。

みなさまも今回の小林製薬の毒物混入問題を他人事と思わず、自分事として認識していただき、これからの生活における日頃の安全、当たり前を今一度見つめ直してほしいと思う。